ラ・ペラルがやって来た!

弊社直営ショップの限定品として、「ラ・ペラル」という北部スペイン・アストゥリアス地方のブルーチーズを輸入しました。

包装紙はこんなのです。
スペインのブルーチーズというと、カブラレスのようなクセが強いタイプが有名かと思いますが、このラ・ペラルはとってもマイルドでクリーミー。こんなチーズがスペインにあったのかと、ちょっとびっくり。

皮はこんなカンジです。ちょっと苦味はありますが、私は皮も好き〜。

いよいよカットしてみました。

手前はカブラレス、奥がラ・ペラル。カビの入り方が全く違いますね〜。カブラレスはそんなに沢山食べられませんが(どんなに好きでも、このわたを大量に食べられないのと同じです…)、このラ・ペラルは100gくらいペロリといけます。そのくらいマイルド。クセがあるという方もいるかと思いますが、そのマイルドなクセこそが、一度ハマるとやめられせん。

ラ・ペラルというのは、このチーズを開発したアントニオ・レオン・アルバレス氏(1880年オビエド生まれ)が最後に住んでいた村の名前のようです。なんでも、ロックフォールを意識してつくり始め、最初の名前はRozaflorだったのだとか。昔は家族経営の小さなチーズ工房で細々とつくられていたチーズが、今では海外に輸出され、メダルを受賞するまでになっているのです。すごいですね。アストゥリアス公の称号をもつ、スペインのフェリペ皇太子の結婚式の晩餐会にも饗されたそうですよ。わお!

しかし、いったいラ・ペラル村ってどこにあるの?と思い、少々調べてみました。アストゥリアスのブルーということまではすぐわかるのですが、アストゥリアスのどこにあるのかが、なかなかわからず。詳しい地図で調べてみたところ、カスティーリャ・イ・レオンとの境界にほど近いあたりに地名が見つかりました!どの辺かというと、サンタンデルとサンティアゴ・デ・コンポステーラを直線で結んだ真ん中の地点あたり。(近くに有名な街がないので、それ以外に説明のしようがない・・・)山間の美しい村らしいのですが、どうも過疎化が進んでいるようで、公表されている人口は200人程度・・・スペインも日本も同じだなあ・・・。

このなかなかに珍しいラ・ペラル、今なら弊社ショップ「アレクリア」各店舗にて、上記写真よりも大きなサイズのホールからの切りたてを販売中ですので、お近くにお住まいの皆様には、是非一度お試しいただきたいです!おいしいですよ〜!!(笑)

蛇足ですが・・・なんで我が家にラ・ペラルがあるのかというと、欧州帰りの友人のお土産として、小さめのホールを偶然いただいたのですね〜。なんてタイムリー!「珍しいから買ってきた」と言われたのですが、まさか直営ショップ向けに輸入したばかりだとは言えませんでした(泣笑)。
そんなわけで、現在我が家では、朝な夕なにラ・ペラルを食べて過ごしているのでした☆

tamtam.