ランカシャーのチーズ。

先週大挙してやってきた英国チーズ。その中から、真っ白な肌理をして酸味が強いランカシャーを持って帰って、お料理に使ってみました!

前提として・・・ランカシャーとはそもそもなんぞや?という方のために、ちょっとリサーチもしてみたり。ものの本によると、ランカシャーは、もともとそのチーズがつくられていた地方の名前。ブリテン島のイングランド西北部の地方で、今から40年くらい前に行政区分が変わるまでは、マンチェスターリヴァプールランカシャーの一部だったらしい。また、この地方出身の人をLancastriansと呼ぶそうな。現在の中心都市はランカスターで、ランカスター公はかのエリザベス女王だそうです。ということから、歴史的に重要な地域だったのだろうと推測してみる、うむ。産業革命で経済的に発展した地域で、1830年代には全世界のおよそ85%の綿花がランカシャーで加工されていたようです。ひゃー。お料理的に有名なのは、ランカシャー・ホットポット(ラムかマトンのキャセロール?)、ブラック・プディングと呼ばれる血のソーセージ、バターケーキやバターパイ、そしてランカシャー・チーズといったところみたい。とにかく、じゃがいもとタマネギとお肉とチーズがたくさん!という印象を受けました。こんなタイプのお料理に合うチーズだということですね〜。なるほど。

ちなみにランカシャーの州都は、ランカスターではなくプレストンだそうです。PNEの本拠地であることくらいしか知りませんでした・・・蹴球ネタしか無くて申し訳ない;;

・・・話がかなり脱線しましたが、本日のランカシャーチーズのお料理実験をスタートです。恐ろしいことに、美味しいか否かは、仕上がってみないとわからない・・・!

①バターを弱火で溶かし、1cmくらいの厚さにスライスしたランカシャーを入れてみる。この時点で少し端っこをつまんで、コショウとレモン汁をしぼって食べてみたところ、激ウマでした・・・!

ランカシャーがとろけてきたところで、下茹でしたキノコをいれてみる。

③キノコとチーズを混ぜてみる。

(この時点で、見栄えがわるくなったと少々後悔。)
④キノコにまで火が通ったところで、出来上がり。コショウを振りかけて、レモン汁をしぼって食べると、美味!

⑤蛇足。色味が寂しかったので、レッドレスターのかけらを砕いてみた。味が変わるわけではないけれど、見た目が華やかに♪

結論。
トーストして、コショウをかけて、レモン汁をかけてアツアツのうちに食べるだけで、とっっってもおいしいチーズです。
そのまま食べるよりも、絶対トーストしたほうがチーズのよさが生きる!
・・・と思ったら、ランカシャーチーズって、「最高のトースト用チーズ」と言われているそうですよ。思わず納得です!(笑)

日本ではまだまだマイナーなランカシャー、弊社に在庫があるうちに是非お試しいただきたいです♪

tamtam.